フライフィッシング時々アウトドアのち道具ヲタクところによって激辛B級グルメもあるでしょう

2015年7月26日日曜日

夏の岩手釣行・・・釜石・宝来館を根城に

今週末の岩手は大雨。どこの川にも出かけられません。渇水だった状況からすれば恵みの雨ですが、もう少し穏やかに降ってくれないものかなぁ。

で、釣り友達3人が神奈川から来たのが先週のこと。このときも台風が日本を通過中でしたが、運良く雨に当たることもなく、あしかけ4日間の釣り旅を楽しむことができました。今週に日程を組まなくて本当に良かったです。

メンバーは、K玉さん、A村さん、K地氏、そして私の4名。K地氏は学生時代からの釣り仲間ですが、K玉さん、A村さんも10年来のフライを通じたお付き合い。震災後は岩手に来る機会に恵まれませんでしたが、今回は釣りだけでなく、震災前から常宿にしていた釜石・宝来館に泊まって、その復興の様子を伺ってくることも目的のひとつです。

岩手在住の私はさしずめ現地ガイドといったところ。お三方に満足して釣っていただけるかどうか、すべて私の手腕にかかっております(^^;前日夜に盛岡に集結した我々は、郷土料理の南部百姓家で盛大に釣果を祈願し、いざ出発!
渇水しているとはいえ、そこは奥深い岩手の渓のこと。ふだんは水が強くて遡行困難な本流はかえって歩きやすくなり、逆にチャンスかと思いましたが、そのぶん鱒の活性もスローで警戒心が強く、本流はいまひとつな結果となりました。

支流に入ると、水棲昆虫のハッチも一段落したいま、鱒の目線はみな上に向いていてポイントごとに反応がある状況。ただし、澄んだ低い流れはドラグにシビアで、幾度となく鱒にUターンを食らうことになりました。

それでも数はけっこう出ました。型はヤマメが8寸オーバーまで、イワナが9寸オーバーまでで恵まれませんでしたが、どの川も飽きることなく反応があり、川は元気なことが分かります。

このクラスまでなら数も出ますが。。。

これ以上のサイズがなかなか出てこない。

花崗岩の大岩が連なる、三陸沿岸のとっておきの川。

盛岡は気温30度以上、東京は35度?でも、ここは最高気温24度、水温17度、おまけに緑とオゾンたっぷりの空気で快適至極です~
ガマガエル氏も、「涼しくて快適である」と申しておりますww

今回は、リニューアルしたばかりの釜石・宝来館に2泊。左側のL字型の突き出しが今回増築(正確には、津波で流失した部分を復旧)した部分ですが、1階が食堂、2階が男湯、3階が女湯、4階が特別VIPルーム(2部屋)となっています。
男湯、女湯ともヒノキ造りの露天風呂を備え、浴槽から太平洋を望むことができます。さらに、4階の特別室にもそれぞれ露天風呂を備えていますが、この部屋はVIPなりカップルなりが泊まるべき部屋でして、男4人で泊まる部屋じゃあないですねww
暑さでうだるような内陸部と違って、海辺は本当に過ごしやすいです。太平洋の潮騒をバックに、涼しい浜風に当たりながらヒノキの露天風呂に浸かる、、、ちょっと贅沢な時間を過ごすことができました。

もちろん宝来館さんのことですから、朝夕の食事も海の幸をふんだんに使った、新鮮な旬のものが盛りだくさんそれでいて意外なほどにリーズナブルなお値段でしたので、ゲストの3人も、釣りの方はどうでも宿と料理にはすっかり満足していただけたようで、ガイド役の自分もなんとか面目を保つことができました。

沿岸部の被災地には、震災の爪あとがまだまだ色濃く残っています。被災地に来て差し上げることが何よりも震災復興の一助となるので、これからもたまに泊まりに来たいですね。