フライフィッシング時々アウトドアのち道具ヲタクところによって激辛B級グルメもあるでしょう

2015年8月30日日曜日

今年も行きます!秋の北海道2015(その1) 湖用にリールを新調する

今週末の岩手は土日とも雨模様。今のうちに、来月の北海道行きの準備をすることにしました。

例の、シルバーウィークに予定を組んでいるわけですが、今年も昨年と同様、帯広を根城に十勝川水系のレインボー鱒と、ちょっと足を伸ばして音別川・茶路川のアメマス、それから然別湖の特別解禁を釣る、という作戦。

昨年、初めてチャレンジした然別湖は、鱒の深度が分からずさっぱりな釣果でしたが、今年はそのリベンジというわけ。湖の釣りに造詣のない自分は、せめてタックルだけでも万全を期しておきたいと、リールとシンキングラインを新調することにしました。

これまで、シンキングラインのシステムはシューティングヘッドで番手を揃えていたのですが、ハンドリングの容易さなどを考えると、できればウェイトフォワードで揃えたい。とはいえ、シンクレートの違うラインをサイエンティフィックアングラーズで揃えるなるとそれ相応の出費が、、、さらにリールも替えスプールまでとなると、お値段だけでなく、システム一式を持っていくのが厄介なことになります。

かさばりを最小限にするには、スプールをカセット式にする方法があり、合理的な方法だな、と以前から気になっていたのです。で、この際ものは試しということで、現物を確認することもなく通販で取り寄せてみました。購入先は「ff-japan」とかいうお店ですが、この業者さんヤフオクにも出店してますね。リールだけでなく、ラインもロッドもおそらく中国製かと思われますが、超激安な価格に目を奪われます。

リールには製品名も無く、本当にダイジョウブかと心配でしたが、まったく同じものが別の業者さん「タックルマック(Tackle Mac)」でも販売されており、こちらでは製品名が「RENEGADE MK II」となっています。ちなみに、RENEGADEって背教者って意味ですが、軽薄なプラスチックの替えスプールなどフライリールの教義に反する、ってことなんでしょうか(笑)真意の程は不明ですが。
ff-japanさんの宣伝をするわけじゃありませんが、Web注文後の対応は良好で、注文確認、入金確認(PayPal)、発送報告といったことが遅滞なくメールで届き、注文した翌々日には商品が到着しました。アマゾンの通販並に良い対応であると評価できます。

それにつけても値段が安い。プラスチック製の替えスプールが3個(都合、合計4個)に、セット一式が収まるケースが付いて、税込み・送料込みで6,950円ですからwwこれなら、試してみようという気にもなります。注文時に右巻き・左巻きが指定できるのも気が利いている。せっかくなのでラインも、シンクレートの違う4本をまとめて購入しました。
製品ですが、表から見た感じでは一般的な黒いラージアーバーのリールと変わらず。個人的には、こうした厚みのあるリールは好みではありませんが、カセット式のリールなんて他に選択肢が無いですから。ハンドルの付いた本体とプラスチック製のスプールとは、スプール側に成形された「出っ張り」がハンドル本体のパーホレーション(穴)にハマって一体化する簡単な構造。そのぶん、トラブルは生じないと思われます。

裏面を見るとプラスチック製のスプールがモロ見えww、これを安っぽいと敬遠される向きもあるでしょうね。ドラグは一般的なディスクタイプですが調節範囲も広く、軸受けは普通のグリス軸受けですが特に問題無いでしょう。表面の仕上がりに若干の塗装浮きが見られるなど、安いだけのことはありますが許容範囲かと。

ラインを巻き終わったついでに、持参するロッドとリールを整理してみた。
こんなに持っていくのか?という疑問もある。

いや、これでも厳選に厳選を重ねた結果です。なにせ、レインボーにアメマスに湖にと、あれこれ条件を考えるとこうなってしまって。。。「旅慣れた人の荷物は少ない」というのは定説ですが、趣味の道具に関して定説は当てはまらないと思うので、どうかご容赦ください。

さぁて、あとは気合を入れてフライを巻きますよ!

2015年8月16日日曜日

深山の渓でクマに遭遇!!

暑い夏がつづきます。そもそも我が家にはエアコンがありません。蒸し風呂状態の我が家から逃れ、涼を求めて深山の渓に出かけてきました。金曜日は雨もあったし、渓のコンディションは良いはずです。

K川は流程の全てが国有林の中を流れる、奥深い清冽な川。一昨年までは、林道の崩壊で通行止めが続いていたため、この間、さぞかし渓魚が温存されているに違いないと、虎視眈々通行止めが解除される日を待っていたのです。が、補修工事が終わるやいなや、いったいどこで聞きつけたのか欲深い釣り人が大挙して襲来、ひとシーズンも経たないうちにさっぱり釣れない渓に成り下がってしまいました(悲)もっとも自分とて、欲深い釣り人の1人に過ぎないわけですがww

とはいえ、清冽な流れは変わりがなく、落差の少ない開豁な渓なので、夏場の涼を求めるにはうってつけ、というわけです。
流れはフラットですが、谷は深く水量もあるタフな流れです。倒木も多数押し流されていて、大雨が降ったらアブナイ川であることが分かります。

案の定、といいますか魚影は薄く、しかも、フラットで透明な流れはロングキャストを要求されます。流れの脇の小場所からはまったく反応が無いので、大場所のみの一発勝負。釣り方としてはけっこうしんどいですが、流芯脇の流れの境目をドラグフリーで首尾よく流すと、、、
出ました!すばらいしい体高、グッドコンディションのヤマメさん。ロングキャストでガバッと出てきて、フッキング後もグイグイ走り回って最高でした。もしかして尺あるかなぁ、、、って何度測っても29センチで足りません。。。いわゆる泣き尺ですね。
実は、この渓に来るのは今シーズン3回目。泣き尺が出たポイントは、先週来たときに掛け損ねた場所なのでした(苦笑)ずっと居てくれて、ほんとうにありがとう!
・・・最初の1発目で決めろよ!という指摘もある。 

気を良くして、次の大場所を狙います。ロングリーダーを駆使して複雑な流れをトレースすると、、、出た!今度もイイ型だ、よしっリールに持ち込めるぞ、あれれっこっちに向かって突っ走ってくる、リーリングが間に合わないっ!ああっ、、、って、バレちゃいました(悲)

3時間ほどやって、出てきたのはたったの4本、うち取れたのは1本のみという貧果。数が出なくて集中力が続かないし、ロングキャストした流芯から出てくるのでフッキングが難しいです。ただし、出れば型は良いみたいです。

奥深い渓なので、今日は早めに撤収。長い林道を車で戻っていくと、、、なんだあの黒い2つのカタマリは?ってツキノワグマじゃん!白昼堂々こんな林道のど真ん中に出てくるとは!そうだ、カメラカメラ、ああ、茂みの中に逃げ込んで行くよ、惜しい!あとちょっと気づくのが早ければ写真に撮れてたなぁ、残念!

こちらは車に乗っていたので、恐怖心はまったくありませんでしたが、これがもし、1人で歩いている途中だったら、かなり怖い思いをしたことでしょう。車から降りて居た場所を調べてみると、どうやらトチの実をあさっていた模様。食事中、悪いことしちゃいましたね。


ところで、以前のブログで「プロックス(PROX)のウェーディングシューズを試す」を掲載したところ、意外なほどページビュー数が増えてます。皆さん、お手軽価格の商品に興味はあるものの手を出しかねていた、といったところでしょうか。この日もプロックス履いてみましたが、かなり快適、正直お値段以上の良いウェーディングシューズであると推奨できます。
フェルトの食い付き良好で安定感があり、なにより軽量なのが良いです。つま先やかかとのプロテクトも十分。心配した側面ハトメからの砂の侵入も、砂っぽい場所で試してみましたが歩行に差し支えるような小石の侵入は無く、まずは安心して使用することができました。

このところウェーダーといえばブーツフットばかり使用してきましたが、このウェーディングシューズを使用してみて、あらためてストッキングタイプの良さ・歩きやすさを再発見したところです。要するに、機能的には問題ありませんので、あとはデザインが受け入れられるかどうか、ですね。


この夏の暑さも、今週でどうやら峠を超えた感じです。シーズン終了まであと1ヶ月あまり、時間の許す限り川に立ちたい。それと今年も、9月下旬は北海道に行く予定なので、旅の準備もボチボチ始めたいと思います。