フライフィッシング時々アウトドアのち道具ヲタクところによって激辛B級グルメもあるでしょう

2015年6月15日月曜日

プロックス(PROX)のウェーディングシューズを試す

先週、ウェーダーを2本買ったばかりだというのに、さらに続けて、今度はウェーディングシューズを買ってみた。それも、だ~れも使っていないプロックス(PROX)のウェーディングシューズである。

どんだけプロックスが好きなんだ、といった指摘もある。

だって安さ圧倒的ですから。ご存知ナチュラムの通販で5,980円(税抜き)、送料無料でした。

で、買った後から倉庫を調べたら、シューズの在庫がいくつも出てきた(汗)、後左の緑はニュージーランド釣行のラバー底だから別にしても、中央のダナーと右のモンベルは現役だ。

わざわざプロックスを買う必要があったのか、という疑問もわく(大汗)

それはともかく、ブーツフットにするかストッキングにするか、ウェーダーの選択はいつも悩ましい。ご承知のとおり、ブーツフット(スリップオン)タイプはとにかく着脱がラクで、車で移動しながらの釣りには良いのですが、長い距離を延々と歩くとなると辛いものがあります。ちなみに仲間内では、スリップオンタイプを略して「スッポンウェーダー」と称しております。

一方、ストッキングタイプはその逆で、履いてしまえば歩きはラクだしフットワークも良いのですが、とにかく着脱がメンドウ、一度履いたらその日はもう脱ぎたくない感じです。

昨年の北海道釣行で気になっていたのです。レインボー鱒を追って、ゴロタ石の河原を延々と歩く釣りだったのですが、足の疲れはどうやらスッポンを履いていたことにも原因がありそう。このとき、ストッキング派の友人が自慢気に履いていたのが、シムスのリバーテックとかいうワイヤー式のアジャスタータイプ。着脱もラクで、しっかりとした造りの割に軽量なのも良さげ。

しっかし、たけーよシムス!3万円近くするじゃん!!ウェーディングシューズは水中で石の間を擦る、ぶつける、といった過酷な使い方をされるので痛みが早い。こんなのに3万円も出してられない。で、比較的安価でデザインも良く、定番になりつつあるのが、リトルプレゼンツのライトウエイトWDシューズでしょうか。近所の釣具店で手にしてみましたが、気になるのはレーシングがフックになっていること。フックって、グラベルガードの生地を痛めちゃうんですよね、経験上。

というわけで安さに釣られ、物は試しとプロックスにしてみた。届いた商品はカタログ写真よりもずっと見栄えが良く、生地はコーデュラナイロン風で質感も上々。オシャレ(?)なフライフィッシャーのあなたにも、違和感無く履いていただけるものでしたよ。
軽量な造りで、つま先のガードも十分、フェルトソールが「かかと」部と一体でフラットなのも良いただし弱点アリ、土踏まずの側面にハトメの水抜き穴2つ、メッシュの裏打ちなど無いので砂利が侵入してくる点。これは歩行運動により、シューズと足とがちょうど「ふいご」のように作用するため、ハトメの穴から水が強制的に出入りし、砂地でなくても砂利を吸い込んでしまうからだと思います。

もっとも、そう大きな石が侵入してくるわけではないので気にしないことにしましょう。ちなみにサイズは、自分の普段の靴が25センチで、メーカー指定だとMサイズ(27~27.5センチ)になるのですが、指定通りでちょうど良かったです。なお、写真のストッキングウェーダーもプロックス製でww、ソックス部のネオプレン厚は4ミリとされています。

 靴の足型は、つま先側のいちばん広い部分が細め、かかと部が広めなので、足幅の広い方はもう一回り大きなサイズを購入したほうが良いかもしれません。

シューズも新調したことだし、さっそく近所に出かけてきました。いつもながらの釣果でさっぱり大物には恵まれませんが、ドライフライの盛期なので、それはもうあらゆるポイントから次から次へとヤマメが出てきます。おかげで遡行がはかどりませんww
おだやかな里川を進むと、、、
こんなサイズが次から次へとww
大場所に期待がかかるも、、、
せいぜいこんなサイズでした。釣れてくるから、まあイイかぁ。

川辺には桑の実がわんさか実っていました。黒くなったら食べ頃です。ちなみに、桑の実は便秘によく効くそうです。ジャムにすると良いかも。ただし、食べ過ぎてエレベーターで脱糞しても、当方は一切関知しないのでそのつもりで。

2015年6月8日月曜日

ウェーダーを2本続けて買う・・・SHIMOTSUKE & PROX

ウェーダーは消耗品です。素材が破けるトラブルはまず無いのですが、そうなる前に、ヤブコギのピンホールでじんわりと染みてくるケース、そうじゃなくても、素材が疲労してナイロン生地から剥離し、やはり水が染みてきて寿命となります。3シーズン持てば良いほうではないでしょうか。

皆さんと同じく、私もエントラント系の防水透湿ウェーダーを愛用してます。ゴアも使ったことがあるし、とても良いとは思いますがいかんせん高価すぎる。どうせ消耗品だし。

先日、3年間愛用してきたリョービのエントラント・ウェストハイに素材疲労が来たので、いさぎよく廃棄処分しました。これまでお疲れ様でした。で、スペアのリバレイのチェストハイは、ブーツ部をセメダインスーパーXで補修していたのですが、3回目の使用であえなく剥がれてしまったのでこれも廃棄。さしものスーパーXも屈曲の激しいブーツ部は限界がある模様。そもそもブーツ部が、接着しにくいPVCだしね。

ブーツフットウェーダーを続けて2本廃棄し、倉庫にあるのはストッキングとネオプレンだけになってしまったので、あわてて近所の釣具店にウェーダーを探しに行く。ウェーダーって季節商品で春先に売れるものなので、売れ残りの特価品が無いかと期待して行ったら、お見事ありました!ブリザテック素材の特価品6,980円(税抜き)です!!

で、定価のプライスタグを見たら24,000円だと?まじかよ7割引きじゃん。安さに釣られ、試着もせずに買ってきましたが、なんだか得体の知れないウェーダーです。「SHIMOTSUKE」って聞いたこと無いなぁ、、、ググってみたらありました、下野 チェストウェーダー スパイク SMW-BZT、正式なメーカー名は「大橋漁具株式会社」って言うんですね。

このカーキ色のSHIMOTSUKEウェーダー(写真右)やたらと丁寧な作りで、さすが定価24,000円だけのことはある。例えば、ヒザからスネにかけて素材が2重になっていて、さらにその間に数ミリ厚のネオプレンが挟んであり、ヒザを岩にぶつけても痛くないよう、また、傷みやすい部分を強化する仕様となっている。ヒップ部も同様にネオプレンが縫い込まれ、尻モチついても痛くない。あと、胸部にはフリースで裏打ちされたハンドウォーマーが備わっていたり、サスペンダーがネオプレン製で重さを分散するようになっていたり。

しっかし、だ。豪華仕様のおかげで、着ただけですでに暑い!あらゆるところの生地が2重になっていて、ネオプレンまで挟んであるので当然だ。これからの季節に、いくらブリザテックでも汗だくになること必定。おまけにブーツ部もしっかり作り過ぎていて、絶対に穴が空きそうにないのはイイのですが明らかに重く、渓流を歩きまわるのはツラそう。

・・・というわけで、買ってきて一度も使用せず、来春用に保管することにいたしました(大汗)、いや、もしかしたら秋の北海道にイトウ釣りに行くかも、そのときに大活躍してもらいましょう。きっとハンドウォーマーが役に立つと思いますよ(苦笑)
というわけで、続けてネット通販で入手したのが、言わずと知れたウェーダー業界のユニクロ「プロックス」のブリザテックフェルトウェダーピン付(写真左)です。8,500円(税抜き)でした。

「ウェーダー業界」ってそんな業界あったのか 、という疑問も沸く。

実は、プロックスのウェーダーはこれで3本目である。シンプル・イズ・ベストを地で行っていて、何より安価なのが良いwwハッキリ言ってこれで十分、余計なものが付いていないので軽くできてる。底はただのフェルトよりもフェルトピンがオススメ。フェルトが効かないヌル岩でもなんとか踏ん張ってくれる感じです。もちろん、過信は禁物ですが。

問題があるとすれば、日本人体型に合わせてあるせいか、(ダイワほどではありませんが)股下が若干短めな点。いや、私めの足が長すぎるというべきか(<自慢かよ?)、ヒザを曲げると少々突っ張る感じです。 あと、サスペンダーとウェストベルトは、以前のようにフツーに黒か茶に戻してくれませんか?オヤジに赤色は少々気恥ずかしくて。
SHIMOTSUKEのシルエットはやや細身です。一方のプロックスはノーマル体型。

SHIMOTSUKEの尻部の生地が2重になっているのが分かるでしょうか?ウェストベルトもSHIMOTSUKEの作りが丁寧です。

SHIMOTSUKEはピン数がやたらと多く、しかも突き出ています。部屋で履いたら、床を穴だらけにすること必定です。

SHIMOTSUKEのヒザ部は2重になっていますが、フライラインが引っ掛かるかも?この生地の間にネオプレンのクッションが入っています。ブーツも丈夫で丈も長い、その分重い!

丁寧にフリースが裏打ちされたハンドウォーマー。どうやらSHIMOTSUKEさん、ウェーダーのデザインにちょっと気合が入りすぎてしまった模様です。その証拠に、今年の大橋漁具株式会社のカタログにはウェーダーが載っていません。全国的に売れ残ってしまったのか。。。


さて、プロックスのウェーダーも入手したことだし、今日は沿岸部まで遠征してきました。かつて、自分のレコードである37センチのヤマメを釣ったことのある川です。
三陸の晴れ渡った青い空、オゾンいっぱいの涼しい森の空気、この時期は刺すような虫も居らず、ウェーダーは新品だし、快適極まりない釣りを楽しむことができました。水温12度の上り調子で鱒の活性も極めて高く、淵ではライズが頻繁に見られました。3時間ほど釣って15本ほど取り、8寸級はヤマメが4本、イワナが2本、あとは小さいサイズでした。残念ながら、これはという大物には出会えませんでした。

流れの本筋を外すとイワナが出る。これはオレンジの斑点が濃いタイプ。

暗い場所から出たヤマメは体色も黒い。

もう十分釣ったので、ライズするヤマメを岩の上から眺める余裕ww、左にもう一匹見えますね。

型も数もまずまず良かったので、来月また友人を連れてくる予定です。それまでに、ヤマメもイワナもみな一回り大きくなっているとイイですね。