フライフィッシング時々アウトドアのち道具ヲタクところによって激辛B級グルメもあるでしょう

2015年6月8日月曜日

ウェーダーを2本続けて買う・・・SHIMOTSUKE & PROX

ウェーダーは消耗品です。素材が破けるトラブルはまず無いのですが、そうなる前に、ヤブコギのピンホールでじんわりと染みてくるケース、そうじゃなくても、素材が疲労してナイロン生地から剥離し、やはり水が染みてきて寿命となります。3シーズン持てば良いほうではないでしょうか。

皆さんと同じく、私もエントラント系の防水透湿ウェーダーを愛用してます。ゴアも使ったことがあるし、とても良いとは思いますがいかんせん高価すぎる。どうせ消耗品だし。

先日、3年間愛用してきたリョービのエントラント・ウェストハイに素材疲労が来たので、いさぎよく廃棄処分しました。これまでお疲れ様でした。で、スペアのリバレイのチェストハイは、ブーツ部をセメダインスーパーXで補修していたのですが、3回目の使用であえなく剥がれてしまったのでこれも廃棄。さしものスーパーXも屈曲の激しいブーツ部は限界がある模様。そもそもブーツ部が、接着しにくいPVCだしね。

ブーツフットウェーダーを続けて2本廃棄し、倉庫にあるのはストッキングとネオプレンだけになってしまったので、あわてて近所の釣具店にウェーダーを探しに行く。ウェーダーって季節商品で春先に売れるものなので、売れ残りの特価品が無いかと期待して行ったら、お見事ありました!ブリザテック素材の特価品6,980円(税抜き)です!!

で、定価のプライスタグを見たら24,000円だと?まじかよ7割引きじゃん。安さに釣られ、試着もせずに買ってきましたが、なんだか得体の知れないウェーダーです。「SHIMOTSUKE」って聞いたこと無いなぁ、、、ググってみたらありました、下野 チェストウェーダー スパイク SMW-BZT、正式なメーカー名は「大橋漁具株式会社」って言うんですね。

このカーキ色のSHIMOTSUKEウェーダー(写真右)やたらと丁寧な作りで、さすが定価24,000円だけのことはある。例えば、ヒザからスネにかけて素材が2重になっていて、さらにその間に数ミリ厚のネオプレンが挟んであり、ヒザを岩にぶつけても痛くないよう、また、傷みやすい部分を強化する仕様となっている。ヒップ部も同様にネオプレンが縫い込まれ、尻モチついても痛くない。あと、胸部にはフリースで裏打ちされたハンドウォーマーが備わっていたり、サスペンダーがネオプレン製で重さを分散するようになっていたり。

しっかし、だ。豪華仕様のおかげで、着ただけですでに暑い!あらゆるところの生地が2重になっていて、ネオプレンまで挟んであるので当然だ。これからの季節に、いくらブリザテックでも汗だくになること必定。おまけにブーツ部もしっかり作り過ぎていて、絶対に穴が空きそうにないのはイイのですが明らかに重く、渓流を歩きまわるのはツラそう。

・・・というわけで、買ってきて一度も使用せず、来春用に保管することにいたしました(大汗)、いや、もしかしたら秋の北海道にイトウ釣りに行くかも、そのときに大活躍してもらいましょう。きっとハンドウォーマーが役に立つと思いますよ(苦笑)
というわけで、続けてネット通販で入手したのが、言わずと知れたウェーダー業界のユニクロ「プロックス」のブリザテックフェルトウェダーピン付(写真左)です。8,500円(税抜き)でした。

「ウェーダー業界」ってそんな業界あったのか 、という疑問も沸く。

実は、プロックスのウェーダーはこれで3本目である。シンプル・イズ・ベストを地で行っていて、何より安価なのが良いwwハッキリ言ってこれで十分、余計なものが付いていないので軽くできてる。底はただのフェルトよりもフェルトピンがオススメ。フェルトが効かないヌル岩でもなんとか踏ん張ってくれる感じです。もちろん、過信は禁物ですが。

問題があるとすれば、日本人体型に合わせてあるせいか、(ダイワほどではありませんが)股下が若干短めな点。いや、私めの足が長すぎるというべきか(<自慢かよ?)、ヒザを曲げると少々突っ張る感じです。 あと、サスペンダーとウェストベルトは、以前のようにフツーに黒か茶に戻してくれませんか?オヤジに赤色は少々気恥ずかしくて。
SHIMOTSUKEのシルエットはやや細身です。一方のプロックスはノーマル体型。

SHIMOTSUKEの尻部の生地が2重になっているのが分かるでしょうか?ウェストベルトもSHIMOTSUKEの作りが丁寧です。

SHIMOTSUKEはピン数がやたらと多く、しかも突き出ています。部屋で履いたら、床を穴だらけにすること必定です。

SHIMOTSUKEのヒザ部は2重になっていますが、フライラインが引っ掛かるかも?この生地の間にネオプレンのクッションが入っています。ブーツも丈夫で丈も長い、その分重い!

丁寧にフリースが裏打ちされたハンドウォーマー。どうやらSHIMOTSUKEさん、ウェーダーのデザインにちょっと気合が入りすぎてしまった模様です。その証拠に、今年の大橋漁具株式会社のカタログにはウェーダーが載っていません。全国的に売れ残ってしまったのか。。。


さて、プロックスのウェーダーも入手したことだし、今日は沿岸部まで遠征してきました。かつて、自分のレコードである37センチのヤマメを釣ったことのある川です。
三陸の晴れ渡った青い空、オゾンいっぱいの涼しい森の空気、この時期は刺すような虫も居らず、ウェーダーは新品だし、快適極まりない釣りを楽しむことができました。水温12度の上り調子で鱒の活性も極めて高く、淵ではライズが頻繁に見られました。3時間ほど釣って15本ほど取り、8寸級はヤマメが4本、イワナが2本、あとは小さいサイズでした。残念ながら、これはという大物には出会えませんでした。

流れの本筋を外すとイワナが出る。これはオレンジの斑点が濃いタイプ。

暗い場所から出たヤマメは体色も黒い。

もう十分釣ったので、ライズするヤマメを岩の上から眺める余裕ww、左にもう一匹見えますね。

型も数もまずまず良かったので、来月また友人を連れてくる予定です。それまでに、ヤマメもイワナもみな一回り大きくなっているとイイですね。

2 件のコメント:

  1. 三雨ほど欲しい~(苦笑)

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  2. 今週から少し降ってくれそうで何よりです。この時期、雨が降らないととたんに水位が下がるのは、森の木々の蒸発散作用の影響もあると考えられます。近年、森に木がずいぶん増えましたからね。

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