フライを始めて30年以上経ちますけど、30年前の3月初旬といったら今よりずっと寒かったです。雫石川のダム「御所湖」も完全に結氷していて、さあ解禁だ!と出かけたら湖がただの雪原で、何もできずに帰ってきたこともありました。
フライを振るのはたいてい4月になってから。川を覗いてきましたが、虫一匹飛んでないし今はまだ早い。出かけたついでに、この頃だけ見られる福寿草の花を見てきました。
ちょうど真南に面したぶどう畑の丘に、今年もいちはやく咲いていました。
訪れる虫の姿の1匹もありませんが、春に目覚めたばかりのミツバチのために、先に花を咲かせて待っているのですね。おかげでミツバチは命をつなぐことができ、福寿草は独占的に受粉の手助けをしてもらえる、というわけです。