フライフィッシング時々アウトドアのち道具ヲタクところによって激辛B級グルメもあるでしょう

2015年2月22日日曜日

ああ、、、ニュージーランドの鱒釣り(その4 荒野の大河 オレティ川編)

~一発勝負!大物ブラウン・トラウトの川~
さて、ニュージーランド鱒釣の思い出も締めくくり、今回は南島西部のオレティ川(Oreti River)を振り返ってみます。

オレティ川は、ゴアから90キロほど西に行ったところにあります。周りに集落も何も無く、荒野の大河といった趣きです。出国前に、杉坂さんのHPでさんざんイメトレしていました。HPでは(例によって)大物ブラウン連発です(笑)、まあ、我々が杉坂さんと同じように釣れるわけもありませんが、あんだけ大物の数釣りできるのならその半分でも十分だよね~、 という甘い見込みもあって、ガイドにオレティも案内してくれるよう事前にお願いしていたのでした。

それに、ゴアのマタウラ川がいくら釣れるといって、宿から30分以内の場所で釣れちゃいますから、毎日これじゃ変わり映えがしない。やろうと思えば、宿でウェーダー履いてそのままドタドタ川まで歩いて行っても釣れますから。この機会に違った釣りもチャレンジしておきたいな、と。
マタウラ川の写真と見比べてみれば分かるのですが、オレティ川は河原がとても広く、お察しのとおり相当な暴れ川で、春には雪解け水で溢れかえってとても釣りにならず、水位が低くなる夏場がチャンスですが、今度は水の透明度がわざわいして鱒の警戒心が強くなり、これまた難しい釣りになる川です。

鱒の生息密度はけっして高くないので、あてずっぽに投げ続けても徒労に終わる。やはりここでも、ガイドの目を頼りにサイトフィッシングのスタイルになります。
一行の4人は2人ずつに分かれての釣行。私はA氏とペアです。ガイドの後ろに付いて、偏光グラスでいっしょに鱒を探すのですが、相変わらずこれが難しい。ポイントとポイントの区間が長いので、鱒を探して延々と歩き続けます。
右だ、左だ、とガイドの指示通りに投げる。それも毎回15m以上投げ続けるので、かなりハードです。風もけっこうあります。もちろん、乱暴なプレゼンテーションは即アウト。この季節、鱒はテリストリアルを見ているそうで、ドライフライオンリーの釣りでした。
やった!突如として水面がボコッと割れてヒット!!掛かったブラウン鱒はものすごいトルクでラインを引きずり出していきます。岸辺の障害物に入られると一発で切られてしまうので、フロロの3.5Xとリールのドラグを信じてなんとか踏ん張る。
この筋肉質な魚体を見よ!ターボ付きディーゼルエンジンのごときトルクフルなファイトの源です。
首尾よくもう1本掛けることができました。私は半日釣って当たりはたったの3回、うち2本を取ったという結果です。ずっと集中力をキープするのがたいへんでした。
相手をしてくれた鱒に感謝してリリース。

もう一組のK氏・E氏組も、数は出ませんでしたが型はバッチリ。E氏が掛けた、これぞオレティと言うべき70センチ級です。惚れ惚れするようなコンディションのブラウン鱒。
もちろんK氏も負けずに良型をキャッチ。

オレティは大物の出る川として有名らしく、地元の釣り人も多いので、鱒の数は多くない割にけっこうスレている感じです。風の強い日も多く、私達が釣った日はこれでも恵まれた条件だったようです。それでもようやく数本、それもガイドの助けを借りての結果ですから、なかなか手ごわい川でした。あと、鱒を探してゴロタ石の河原を延々と歩くのでブーツフットウェーダーは不可、キチンとしたウェディングシューズで臨まないと足が死んでしまいます。

川の水は澄みわたって極めて美しいので、ゴアに滞在中に時間があったら、またチャレンジしてみたいと思いました。


さて、冬場のブログ埋めにニュージーランドの思い出話をしてきましたが、気がついたら来週日曜日は3月1日、岩手の渓流釣りが解禁ですね!とはいえ今しばらくは、渓は冬の様相から抜け切らないでしょう。さきほどベストの中身など確認し、解禁の準備は整ったところです。ボイボチと今シーズン始動して参りますよ。

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