フライフィッシング時々アウトドアのち道具ヲタクところによって激辛B級グルメもあるでしょう

2014年5月18日日曜日

青春林業映画『WOOD JOB!』見てきましたぁ~

映画館のレイトショーで見てきた。300円割引だからな。
ケチなのかよ、という指摘もある。
『WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜』、これは林業普及の映画じゃないです。矢口史靖監督お得意の青春グラフティー、異文化に放り込まれた主人公がそのギャップの中で成長していく物語であって、その背景として林業が選ばれたのだ、と理解できました。

なので林業のプロからすれば、本当にあんな高いところまで枝打ちやるのか?とか、近くで一斉に伐採作業したら危ないダロ、とか、突っ込みどころ満載ですが、まあ、あまり難しいこと言わずに、主人公の勇気になったつもりで楽しむのがよろし。

そのあたり、山仕事に不慣れな勇気がヤマビルに局部をやられたあげく、村じゅうの子どもたちから「ヒル」とアダ名されるハメになるとか、夜中に水を飲んだらコップの中に婆さんの入れ歯が入っていたとか、うな重かと思ったらマムシの蒲焼きだっとか、笑いのネタは満載なので楽しめること請け合い。
いっぽう、勇気が元カノに頼まれて「スローライフ研究会」なる大学生サークルを村に案内するものの、その浮ついた態度に業を煮やして追い返す場面は、都市と山村を対立軸で描いているようでやり切れなさを覚えましたが、あのシーンは勇気が過去の自分から脱却する重要な場面なので、どうしても分かりやすく描く必要 があったのかな、と。

キャストはとても的確だったと思います。素直な勇気役の染谷将太はもちろん、中村林業のエース・ヨキ役の伊藤英明は海猿改め山猿を違和感なくこなし、はつらつとしたヨキの奥さん・みき役の優香も好演でした。ただし欲を言えば、直紀役の長澤まさみはもう少し色っぽく描いて欲しかったなぁ、というか、下ネタはあるけどエッチシーンは無いので、お子さん連れでも安心してご覧いただけます(笑)

というわけで、林業や森林に関わりのある人はもちろん、そうじゃなくてもとりあえず見て損は無いのでオススメです。もっとも、「アナと雪の女王」には敵わないかもしれません。あれは主題歌「Let it Go」の壮大なプロモーションビデオですよね、あれはズルいww

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