フライフィッシング時々アウトドアのち道具ヲタクところによって激辛B級グルメもあるでしょう

2015年2月11日水曜日

ああ、、、ニュージーランドの鱒釣り(その2 ハウェア湖 ハンターバレー編)

~氷河湖の流れ込みで至福の鱒釣り~
クイーンズタウン空港に降り立った我々は、街場の観光など目もくれず、予約していたレンタカーに乗り込むや、はやる気持ちを抑えつつワナカへGO!

ニュージーランドの一般国道(郊外)の制限速度は時速100キロです。60キロ程度の、日本ならハイペースといえる速度でチンタラ走っていては、あおられ邪魔者あつかいされ追い抜かれます。林業の盛んなニュージーランドでは、直径50センチの丸太を満載した2連結のトレーラーですら時速100キロで猛追してくる~。こっちは貧弱な1.3リーターのレンタカー、もうアクセルべた踏み全開で、慣れないラウンドアバウトに戸惑いながら、他の車のペースに付いていくのが精一杯ww

でもこれって楽しい!日本のみみっちい道路交通法規なんてバカらしく思えてくる。だって日本じゃ、事故が起これば「スピードの出し過ぎが原因」の決まり文句で、実は何も考えていない。それ以前に、ドライバーの運転意識が弛緩している、運転の気構えがダラけていることが本当の原因なのに、、、事なかれ主義の交通法規は、真の事故原因を明らかにするための妨げとなっている。。。

失礼!関係ない話は置いておいて、釣り旅に戻ります。
ワカナに泊った翌朝、ガイドのお迎えで我々が目指すのは、通称ハンターバレーと呼ばれるハウェア湖の流れ込み。途中、ガイドのご自宅に寄ってモーターボートをヒッチ。
ガイドのボートで一気にハンターバレーを目指す。とびっきりの快晴。ガイドはワナカ在住のCraig Smith氏、ガイド業に真摯なナイスガイだ。

湖に降り立つや、さっそくガイドが鱒を発見!E氏の第1投!!
すかさずヒット!さあ、至福の1日の始まりです。
さすが手練れのE氏、首尾よく良型のレインボー鱒をキャッチ。

さらに、第2投目で2匹目をキャッチ!湖に着いてから、たったの2投で2匹の鱒をとったww調子良すぎダロ、こんなことってあるんですね。

水、水、水、圧倒的な、どこまでも透き通った水。底は見えるが、背が立たないほど深い。

今度は、本流からそれた緩い流れでブラウン鱒を狙う。鱒は水面に落ちたシケーダやトンボを狙っているようだ。エサを探して徘徊するブラウン鱒を見つけ次第、シケーダのドライフライをキャストする。ガイドの目が頼り。
私も首尾よくキャッチしました!60センチ弱、迫力満点のブラウン鱒です。このクラスになってくると、ブラウンは「鱒」というより「爬虫類」の趣きですね~。

この後さらに、もう一回り大きな70センチクラスのブラウンをキャッチ!残念ながら、写真を撮ろうとしたら暴れて逃げられ、お見せすることができません(本当です)。なかなかお目にかかれない大物だったらしく、写真を撮れなかったことをガイドがしきりに悔やしがっていました。さすがに手強い鱒でして、手前の急深に潜ったまま底に張り付いたように抵抗し、6番ロッドでもトルク不足でなかなか水面に上がってこなくて、かと思ったら一気に浮上して大ジャンプ、もうアドレナリン出まくりのひとときを堪能しました。後からガイドに、「オマエの竿はこれでも本当に6番か?この後ゴアに行くそうだが、そんな軟弱な竿ではこの先心配だ」などと、変な注意をされてしまいましたww

確かに好みの問題もあり、パラボリックなキラク製のブランクをNorth Country Anglerで組んでいただいたロッドではありますが、まさか「弱すぎ」とダメ出しされるとは。。。そういえば、ニュージーランドのロッドメーカーでKILWELL(キルウェル)というのがあって、ここのロッドなんかバットがガッチガチのティップアクションばかりなのも納得。ちなみにキルウェルは北島のRotorua(ロトルア)に本社工場があり、その2階がニュージーランドの釣り歴史博物館になっているので、ロトルアに行ったらぜひ立ち寄ることをオススメします。

再び本流に戻って再びサイトフィッシング。花咲き乱れる岸辺を、鱒を求めてさまよう、至福の時間。
いたっ!姿勢を低くして流れの中の鱒を狙う。首尾よく鱒の上流に落とすことができれば良いのだが、、、見えないんだな、これが。

昼食後は天気が落ちてきて、さすがのガイドもサイトフィッシングは無理ということで、湖に戻ってブラウン鱒を狙うことに。岸辺に打ち寄せられた虫を食べているらしく、ブラウン鱒は驚くほど岸近くの浅瀬に寄ってくる。岸から離れて鱒を探す。
とんでもない岸際の浅瀬でヒットしてきます。ガイドに教えられなかったら、湖に安易に立ち込んで、鱒を散らしてしまっていたことでしょう。ここで、ブラウン鱒の体の模様が保護色になっていることに気が付きました。よほど注意しないと湖底と区別がつきません。ここでもガイドの目が頼りでした。
湖岸に沿って、歩けば歩いただけ釣れ続けます。型は50センチまでですが、そんな贅沢は言いません。朝からトータルで、お互い10匹程度釣ったと思いますが、もう十分です。明るいうちにボートでビールを飲みながら凱旋しました。

ガイドのおかげとはいえ、これだけ充実した鱒釣りはめったに無いことです。この日出会った鱒たちは、自分の記憶の中でこれからもずっと游ぎ続けることに違いありません。

明日はクイーンズタウン空港で後発隊と合流し、釣りバカの町Gore(ゴア)を目指します。250キロのロングドライブです。

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