メガネ使用者のフライフィッシャーマンなら誰しも、偏光グラスをどうするかにいつも悩まされているものです。自分もこれまであらゆる偏光物を試してきましたが、結局、軽量なマグネット着脱式の偏光メガネをあつらえることにしました。
以前、メガネを作ったときからすっかり気に入っているJiNSのエアフレーム。軽くて顔に負担がかからならいのが良いです。今回作った写真①の着脱式バージョンFront Switch Airframeは、本体だけだとレンズ込みで7,900円(税抜き)とお手頃ですが、別売りの着脱式・偏光フレームは5,000円(税抜き)と少々いたしました。
ちなみに偏光の色はブラウンとグレーがありますが、川で水中を視認するためであればブラウンの一択となります。海で水面の反射から目を守るためであればグレーがオススメ。
この手の着脱式は以前から、写真②のメタルフレームの物を使用していたのですが、レンズがガラスだったこともあって重く、顔や鼻に負担がかかるため使わなくなっていました。
他には、写真③のいわゆるオーバーグラスも試してみましたが、メガネが二重に顔にかかるのは鬱陶しくて不可。
写真④のクリップオンタイプは、状況に応じて使い分けるためにと、ブラウン・アンバー・グレーの3色取り揃えましたが、固定するクリップが視界に入って邪魔くさいのと、付けたカッコウがオヤジくさいのでこれまた不可。
写真⑤の帽子のツバに付けるタイプは、使用感は悪く無いのですが、顔との密着度が保てないため肝心の偏光効果がいまひとつ。よって、これも不可となっていました。
さて、以前のメタルフレームとくらべてどのくらい軽いのか、実際に計ってみました。まずはエアフレーム。
全体で29.5g、本体だけだと22g、偏光フレームだけだと7.5g。
続いてメタルフレーム。
全体で40.5g、本体だけだと29.5g、偏光フレームだけだ11.5g。
以前のメタルとエアフレームは、全重量でたかだか11gの違いですが、実際に掛けてみるとその違いはハッキリと体感できます。
ちなみに、クリップオンタイプの重さは8g。重さとしては十分軽いといえますが、今回、偏光メガネをあつらえた以上、もはや使う予定がありません。どなたか欲しい方さし上げますよ~
さて、偏光メガネというウェポンを手にしたところで、東北地方もようやく梅雨明け。以前、東京からの友人と尋ねた釜石地方の本流も、たぶん水量が落ちてきているはず。これはチャンスとばかりに出かけてきました。
思った通りでした、まさにジャストな水量。先週までは、梅雨の増水で遡行が困難なので人も入っていない。おまけに水温13度の好条件。今日は良い釣りになりそうです。
が、問題なのはヘッポコ釣り師(自分のことです)で、ヤマメのほうは猛烈に活性が上がっていて次から次へとフライに出てくるのに、これが掛からない。なんでこんなに調子が悪いのかなぁと思って考えてみたら、どうやら偏光メガネのおかげでアタックしてくるヤマメが良く見え、というか見えすぎて、普段より合わせがビミョーに早くなっているようなのです。
10本ほど立て続けに取り損なったところで、一旦休憩し気を取り直します。その後は、ヤマメのアタックをよく視認してから合わせるよう心がけ、なんとかそれなりに取ることができました。
ようやく掛けた9寸もの。本流育ちにしては、まだちょっと痩せている感じです。
ここで出なきゃこの川にはサカナ居ないだろ~、といった場所からストレートに出ました。嬉しいですね。
最後は小型ながらハンサムなヤマメを釣って納竿。
暑い1日でしたが、キレイで冷たい水に浸かって快適な釣りを楽しむことができました。ヤマメのアタックは30回以上あったのですが、取れたのはたったの10匹。掛けそこなった中には型の良いヤマメも居たと思いますが、これだけ楽しめたのですからゼイタクは言わないことにしましょう。秋になったらまた来てみたいですね。
フライフィッシング時々アウトドアのち道具ヲタクところによって激辛B級グルメもあるでしょう
2016年7月31日日曜日
2016年7月24日日曜日
夏の岩手釣行・・・今年も釜石・宝来館を根城に
例によって、木曜日の夜に盛岡「南部百姓家」に集合。このお店、地元民からすれば他の居酒屋と比べ若干お高いような印象ですが、東京のお客様には、チェーン店にはない地物素材にこだわった料理と地酒が喜ばれます。
さて、翌金曜日は盛岡から釜石への移動日、途中、内陸の川を伺いますが、どうも本流筋は梅雨の増水で遡行が困難。よって、支流の沢を釣って、蜘蛛の巣に手こずりながらも皆さんヤマメの顔を拝んだところで宝来館に到着。浜風に当たりながらの露天風呂で汗を流した後は、ホヤ・ウニ・ホタテ・etcと地元食材をふんだんに使った食べきれないほどの料理と生ビールを満喫。それにしてもこの時期、三陸沿岸の涼しく過ごしやすい気候は天国です。
さて、翌日から2日間は、お目当ての∪川を上から下まで制覇するかのごとく攻め歩く。
ダイナミックな渓相が続くU川上流。岩盤地形の川はところどころに大淵もあり、大型ヤマメも出る油断できない川です。
3日間で若干の雨にも当たりましたが、幸いなことに内陸ほど川も増水しておらず、森の深いU川は雨が降ってもそう簡単には濁らない。水温は14度程度でヤマメの活性は高く、3人とも存分に岩手の渓を楽しみました。
このクラスならコンスタントに釣れてきます。快調快調。
少し影のタルミを流すとイワナさんが。
深い緑と苔むした岩が、安定した森の姿を物語っています。
釣果のほうも、土曜日に別区間に入ったK氏は首尾よく尺ヤマメをゲットし、数のほうも今回の釣行で50本以上を数えるなど絶好調。そういえばK氏は、6月にも北海道・阿寒湖に行きアメマスの入れ食い状態を経験した模様。ウラヤマシイ限りだが、そろそろツキを使い果たす頃ではないかと心配してますよ(笑)
オゾンたっぷりの緑の中で思いっきり体を動かして、宿に帰れば温泉と料理を満喫。これ以上のゼイタクはありませんね。
そういえば宝来館のことですが、宝来館のある釜石市・鵜住居地区には、2019年ラグビーワールドカップ開催に向け「釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)」が建設されるそうです、というか、工事が始まっていました。
このスタジアムと宝来館とは、歩いてい行けるほどすぐ近く。ロケーションにも恵まれ宝来館には、既にラグビー関係者の宿泊が続いている模様。昨今のラグビーブームと相まって、ここしばらく宿泊業も安泰といったところでしょうか。
いったんは津波で死にかけたというのに、女将の運気の強さ・引きの強さは恐れ入ったものですwwまだまだ復興工事の終わらない釜石ですが、その変化を見届けるためにも、年に一度は通いたいと思いました。
2016年7月10日日曜日
モンベラーへの道・その4 ついでに頭の先まで
初夏の東北は、森に緑があふれゼフィルスの飛び交う生き生きとした季節ですが、一方でうっとおしい雨の時期でもあります。写真は、可憐な姿をしたミズイロオナガシジミ。
岩手も何度か強い雨の日がありました。本流筋はごらんのとおりで釣りになりません。逆に、支流に型の良いのが刺してないかと、晴れ間を縫って出かけてきました。
で、今回さらにモンベル物を追加。ナイロン製のフィッシングキャップです。
オリーブ色を選びましたが、緑というよりはグレーに近い落ち着いた色です。ナイロン製ながらコットンライクな風合いで質感も良好。
どこがフイッシングキャップなのかと言うと、長めのサンバイザーの両脇に折りたたみ式のサイドバイザー(ついたて)が備わっており、側面からの光を遮り視界を確保する、という謳い文句。
確かに、偏光グラスをかけていても、上下左右から光が入り込むとその効果が半減してしまいますからね。さっそく、クリップオンの偏光を付けたメガネで試してみましたが、なるほど謳い文句の通りの効果が確認できました。一方、サイドバイザーを立てると視界が前方向だけに限定されるので、辺りで危険があっても気が付かない心配も。。。
これで思い出したのが、某ラーメン店の「味集中カウンター」なるもの。まさに、目の前のラーメン(もしくは、ライズしている鱒)に集中するためのシステムなので、周囲の様子が目に入らず、ヘタすると背後からクマに襲われる可能性アリ。サイドバイザーは「集中」が必要なときに限って使ったほうが良さそうです。
これにてモンベラーへの道・1~4で、頭の天辺から足の爪先までモンベル一式がひとまず完成。我ながら変なフライ野郎だなと一人悦に入って(笑)、水の引き始めた支流を釣ってきました。
カツラの木が覆い被さるところが流心になってる。エサ釣りでも攻めにくいこの場所、居ないわけがありません。
水面ギリギリのサイドキャスト、流心奥にライトカーブで打ち込む、、、狙い通りのヤマメさんです。努力した割には型が小さい!とはいえ、春の頃より確実に型が上がっていますね。
これもまた別のカツラの木のポイント。ここでは3本掛けました。カツラの木って、水気の多い場所を好みますからね。カツラの大木のある場所はヤマメの好ポイントと見て間違いありません。梅雨のわずかな晴れ間でしたが、ヤマメの活性は高く、楽しめました。
谷から上がると、山里は麦秋の風景。この麦の収穫が終わると、本格的な夏がやってきます。
岩手も何度か強い雨の日がありました。本流筋はごらんのとおりで釣りになりません。逆に、支流に型の良いのが刺してないかと、晴れ間を縫って出かけてきました。
で、今回さらにモンベル物を追加。ナイロン製のフィッシングキャップです。
オリーブ色を選びましたが、緑というよりはグレーに近い落ち着いた色です。ナイロン製ながらコットンライクな風合いで質感も良好。
どこがフイッシングキャップなのかと言うと、長めのサンバイザーの両脇に折りたたみ式のサイドバイザー(ついたて)が備わっており、側面からの光を遮り視界を確保する、という謳い文句。
確かに、偏光グラスをかけていても、上下左右から光が入り込むとその効果が半減してしまいますからね。さっそく、クリップオンの偏光を付けたメガネで試してみましたが、なるほど謳い文句の通りの効果が確認できました。一方、サイドバイザーを立てると視界が前方向だけに限定されるので、辺りで危険があっても気が付かない心配も。。。
これで思い出したのが、某ラーメン店の「味集中カウンター」なるもの。まさに、目の前のラーメン(もしくは、ライズしている鱒)に集中するためのシステムなので、周囲の様子が目に入らず、ヘタすると背後からクマに襲われる可能性アリ。サイドバイザーは「集中」が必要なときに限って使ったほうが良さそうです。
これにてモンベラーへの道・1~4で、頭の天辺から足の爪先までモンベル一式がひとまず完成。我ながら変なフライ野郎だなと一人悦に入って(笑)、水の引き始めた支流を釣ってきました。
カツラの木が覆い被さるところが流心になってる。エサ釣りでも攻めにくいこの場所、居ないわけがありません。
水面ギリギリのサイドキャスト、流心奥にライトカーブで打ち込む、、、狙い通りのヤマメさんです。努力した割には型が小さい!とはいえ、春の頃より確実に型が上がっていますね。
これもまた別のカツラの木のポイント。ここでは3本掛けました。カツラの木って、水気の多い場所を好みますからね。カツラの大木のある場所はヤマメの好ポイントと見て間違いありません。梅雨のわずかな晴れ間でしたが、ヤマメの活性は高く、楽しめました。
谷から上がると、山里は麦秋の風景。この麦の収穫が終わると、本格的な夏がやってきます。
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