フライフィッシング時々アウトドアのち道具ヲタクところによって激辛B級グルメもあるでしょう

2017年3月20日月曜日

山仕事のプロ編の続き NSスパイクブーツを買う

チェンソー作業ではケガを防ぐために足元が大切だ。で、防護衣の次はブーツだ。

これもやはり、チェンソーメーカーが切断防止ブーツの類をラインナップしている。しかし、いいお値段がすることに加え、ソールにスパイクが装備されていないのが不満だ。

というのも、道路などまったく無い森の斜面を歩くことになるのだが、落ち葉が積もった斜面はビブラムソールであろうとゴム底は効かない。落ち葉をつらぬいて地面を捉えるスパイクが必要なのである。それと、やむを得ず滑りやすい丸太の上を歩くことがあり、濡れたスギ樹皮はゴム底がまったく効かないのでスパイクが無いと危険だ。本当は、丸太の上を歩いていて丸太が崩れたら大怪我になるので歩くべきではないのだが、やむを得ず歩く場合のことを言っています。

それから、玉切りした丸太が足元に転がってくる可能性を考えると、つま先が安全靴仕様となっている必要がある。

あと、編み上げブーツだと着脱が面倒なので、サイドファスナーなど何か簡単に着脱できる仕組みを備えているものが良い。

こうした条件で調べた結果、現在のところ入手可能なのは以下の2種類かと。

丸五マジカルフォレスター
ミツウマNSスパイクブーツ

どちらもつま先が安全靴仕様、スパイクソールで、サイドにファスナーを備えている。マジカルフォレスターのほうが先行している商品ですが、どうやら耐久性に難アリとの評判が。というわけで、比較的新商品であるNSスパイクブーツのほうをチョイス。近所の作業服店で買ってきました。

株式会社ミツウマといえば、釣り人には馴染みの深い老舗の長靴メーカーで、あのユニークな馬面3頭のマークが有名である。ミツウマは以前から、「岩礁」の商品名でスパイク付き長靴を出しており、これがライバルの大同マイティブーツNSと比べ軽量で軽快、もちろん完全防水で山仕事にはたいへん評判の良い商品なのである。

今回はその「NSスパイク」 の定評のあるソールはそのままに、安全靴のブーツ仕様としたわけで、不整地のグリップ力や耐久性は折り紙付きということになる。

サイドのファスナーで足入れ良好、マジックテープで抑える方式。ただし、ファスナー部は深い水たまりで浸水の可能性があるのと、耐久性がやはり心配。こればかりは使ってみなければ分かりませんが。

ちなみに、靴紐はさっそく交換してあります。というのも、製品に付いていたのは貧弱な平紐で長さも140センチと長く、 結んだ余りが長すぎてトラブルの元になると思いました。写真は、120センチのやや太めの平丸紐に交換したところ。

これが売りの「NSスパイク」ソール、耐久性にも定評あり。

不整地で威力を発揮するスパイク部のアップ。

ちなみに、こうしたスパイク靴は確実に歩道を痛めるので、登山には使用しないことです。あくまで、道路の無い森の斜面をよじ登るためのソール。

サイドのファスナーが深く開くので足入れ一発。カフも深いのでゴミが入りにくくなっており、足の当りも良好。ただし、インソールはこれも貧弱な薄いものでしたので、100均のスポーツ中敷きと交換、フィット感も向上しました。

安全靴なので当たり前ですが、つま先部分はカチコチで拡がりようがないので、履いてみてキツくないサイズを選ぶ必要があります。若干大きめを買って、インソールやソックスの厚さで調整するのが良いかと思います。

ここに居ました!ミツウマさんの3頭マーク。なんか、カワイイ。

履き慣らしのためそこらの森の中を歩いてみましたが、当然のことながら長靴よりも断然フィット感が良好、斜面の昇り降りもイイ感じです。伐採作業だけでなく、森の中を歩くときはいつでもこの靴のお世話になることでしょう。山菜やキノコのシーズンにも活躍しそうですね。

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